こんにちは、パワポです。
操作ミスについて軽く?雑談。
操作ミスで負けるとめちゃくちゃテンション下がりますよね。
このボンバーマンとかいうゲーム、普通に動くのすらハードブロックにゴリゴリ引っかかったりして、なかなか操作が大変。
ガチ勢で一度も操作ミスに悩んだことが無い人なんてそういないんじゃないですかね。
まあ自分なんかは特に操作が雑になりがちな方で、SBROサービス開始からの約半年の間に何度となく操作ミスで負けてきました。
(その前にガチっていたボンバーマン=対ボンではコントローラーではなくタッチパネルで操作してたっていうのも大きな要因)
操作ミスを重ねる度にしんどくなっていたわけですが、最近はむしろ操作ミスを全くもってポジティブに捉えようとしています。
これは、「人間誰でもミスはつきもの!ドンマイ!」的なノーテンキな発想とは実は結構違うものです、多分。
「むしろ操作ミスをした方が良い面もある」という考え方です。
理由は以下の通り。
まず、人間の意識配分の総量には必ず上限があります。
要は、あらゆることを全て同時に均等に気をつけることはできないということです。
そしてボンバーマンには気をつけるべきことは山ほどあります。
ボムの発火タイミング(把握)、パンチや投げの間合い、位置取り全般、相手の行動の予測、今後の展開の作り方、などなど…
「正確に操作を行うこと」は、その気をつけるべき多くの事項の中の一つでしかありません。
もちろん操作は非常に大事です。どんなに素晴らしい状況判断力を持っていても操作力が無ければ何もできませんし、操作は試合の最初から最後まで常に正確性が求められるものです。
しかし、操作は「自分がやりたいことを実現する過程」です。
やりたいことをやりたいだけ正確に操作したからといって、相手に勝てるわけではありません。
むしろ、自分の行動に集中すればするほど相手に見えないところから刺されやすい、というのは強い相手と戦えばすぐにわかることでしょう。
もし操作ミスが、操作以外のことに気を取られていたために発生していたとしたらどうでしょうか。
それは言い換えれば、より良い判断を行うために思考のリソースを割いていたために操作が後回しになっていたということでもあります。これは「下手だからミスった」といった単純な話とは全く違います。
負ける理由を大きく「操作ミス」と「判断ミス」(把握負け、位置取り負けなどを含む)の2つに分けるとすれば、私は「判断ミス」の方が事態が深刻だと思っています。
「操作ミス」の裏では、諸々の判断のために思考を割いている可能性があります。
そしてその判断のために必要な思考の量は、反復していくうちに、どんどん圧縮されて少なくなっていきます。要は慣れるのです。
慣れてしまえば、意識配分が圧迫されて操作ミスするようなことも減るでしょう。
つまり、同じことを続けていれば自然と操作ミスは減るはずです。
例えば、ある特定の形に並んだ2つくらいのボム(互いに誘爆しない形)を把握したいとして、初めのうちは2つの発火タイミングを頭の中でカウントするなどして、懸命に把握に意識を割くことなるでしょう。そして集中すればギリギリ把握はできる、というときこそ、操作が疎かになって壁に引っかかって負けたりします。
しかし、そういう思考を反復しているうちに徐々に、一瞬で、そして片手間で、それらのボムが把握できるようになっていきます。これは断言します。
毎度毎度、把握するための思考さえ働いていれば、数を重ねることで把握のための頭の処理がスピードアップしないはずは無いのです(多少学習に時間はかかるかもしれませんが)。
※細かいことですが、操作自体に慣れるというよりも、操作以外の思考に慣れた結果間接的に操作が楽になってくるというのがこの話のポイントです。
もちろん難しい動きなどをする場合など、操作自体に慣れるという状況もありますが。
「操作ミス」が(ちゃんと頭さえ使って戦っていれば)自然に解消されていくのに対して、「判断ミス」は、自然には解消されない危険性があります。
例えば何度も相手の投げデスサイズが当たる位置に止まってしまい、燃やされ続けている人がいたとします。
これは明らかに「判断ミス」なのですが、このような判断ミスはどうしたら無くなっていくでしょうか?
まず、その人が「自分はいつもこの形で負けている」と気付かない限り、当然その形を回避できるようにならないですね。
さらに、「この形で負けている」から一歩進んで、「次にこう動くといつものこの形になるから、別のあっちに行こう」という未来の形のイメージを含んだ動きの修正まで行かないと、やっぱり回避できません。
このように、改善するまでのステップが大変という意味で、判断ミスの方が操作ミスよりも深刻と私は考えます。
とにかく重要なことは、同じような判断ミスをただただ繰り返すだけでは、判断ミスは勝手には無くなってくれなさそう、ということです。まあそりゃそうか。
結局、頭を使っているかどうか、という話なのかもしれません。
頭を使った結果としての操作ミスをしているのなら、頭を使わなかった結果としての判断ミスをしている状態よりも、すぐ上手になれそうではないでしょうか?
ということで、以上が操作ミスをポジティブに捉えようとする理由でした。
まあ実際には、「疲労などで全体的な処理能力が低下した結果の操作ミス(←別に色々考えているわけでもないのに起きたりする)」があったり、「色々考えすぎた結果逆に生じてしまう判断ミス」があったりもするので、一概には良し悪しは言えないとは思います。
ですが、そこはやはり前向きに捉えた方がモチベも下がらず上達には良いと思うので、やっぱり操作ミスは良いこと、上達の副産物、進化の証くらいに思おうとしている、そんな感じです。
最後に、最近たまたま目にした過去ツイートがこの話に非常に関連するような気がしたので、こちらお借りして締めさせていただきます。
ではではまた。